京都マラソン完走記、第四話。2018年03月05日

京都マラソン完走記、第四話。
2/18(日) 後半
20kmを過ぎてからのコースは「折り返し」と「河川敷」。
先ずは給水所、「アミノバリュー」だいぶこの味にも慣れてきた。
ついでに携帯していたアミノバイタルのゼリーを飲む。
修学院に向かう通りをしばらく進むと「妙」の文字焼きをする山。
どう見ても「妙」に見えない、「大」のような単純な字のほうがわかりやすい。
ここでトイレ休憩。
京都マラソンはコース途中のトイレは多い、混んでいても1km走れば次が有るので、
私のような5時間ランナーは安心して走ることができる。

もうすぐ12時、そろそろお腹もすいてきた。
と、左側のトヨタの販売店が私設エイドでアンパンを配っている。
またしてもラッキー、ここはしっかりもらって食べる。
しばらく進むと今度は「法」の文字焼きをする山、これも「法」には見えない。

ここで反対側を「5:00」のペースランナーが通り過ぎた、そんなに離れていないようなので安心。
連なる東山を目前に折り返し、反対車線を元に戻る。
前を走っていた女の子が帽子を飛ばしたのがこの辺。
このブルーの帽子は知っていて、「オムロンさん頑張って」と声をかけたら「死にそうです」と。
京都マラソンにはペア駅伝と言うクラスが有って、この人はその走者で襷をかけて走っていた。
二人ひと組で走って、前者が京都府立植物園まで、後者が残りを走るらしい。

途中で左折、ここで25km。少し走って折り返して、左折して元の通りに戻る。
で、京都府立植物園に突入。
植物園の中の道なので、道幅は狭く、そして両側に応援の人が連なる。
なんかゴールのような雰囲気だ。
パッと開けた芝生の広場にペア駅伝の中継所が有り、その先には立派な温室。
その前で舞妓さんが和太鼓と三味線で応援、先頭通過からだと2時間ぐらい演奏しているのだろうか。
で、京都府立植物園から脱出して、賀茂川を対岸に渡って川沿いに下流へ進む。

ここから長い河川敷走りとなる。しばらくは舗装された堤の道で途中から河川敷に降りて未舗装道。
いくつか橋をくぐったが、どこらへんを走っているのかわからない状態。
河川敷の途中に2カ所給水所が有って、給食のミカンやイチゴ、パンがたくさんあった。
一時の空腹も収まり、これで最後まで行けそうな気がしてきた。

やっと河川敷から通りに上がると、目の前を折り返したランナーがいっぱい。
私たちはこれから折り返し点に向かって走る。しばらく行くと右側が京都御所。
この辺は応援がさらに多い、ガードレールに名前を書いた応援のメッセージが続く。
京都御所の端で折り返して、今来た道を戻って、途中で右折して、次の道でまた右折して、
すぐに折り返して元に戻って、戻って、戻って・・・・・
最後に折り返した場所は本能寺の真ん前だった。

再び鴨川を東側に渡って上流へ、その先で銀閣寺に向かう通りへ右折。
あとは淡々と走るだけ、この付近は地味にアップダウンがあるので歩いている人も多い。
真正面に「大」の山、金閣寺と銀閣寺、それぞれのそばに「大」は有るのかな。
折り返して40km、左折してゴールの平安神宮へ向かう。
左折した先が京都大学、「ミニオン、ファイト」と声掛けられて、女子大生とハイタッチ。

ゴールが近づくにつれ応援が増えてくる。
子供の「お父さんまだぁ」が聞こえた時にはまわりの数人と笑った。
最後の左折右折、正面に赤い大きな鳥居、ついにFinishラインを踏んだ。
5時間から5分遅れで無事完走、思ったほど足は痛くないし、足指をつることもなかった。

ゴール後は再びの「アミノバリュー」。タオルと完走メダル、カロリーメイトとお菓子をもらう。
全く混雑なく完走証を受け取って荷物受取へ、「みやこめっせ」の広い更衣室も空いている。
その後の屋台のスペースは混んでいたのでパス、多くの人がすでにゴールして寛いでいたわけだ。
100円で烏丸御池駅まで「必ず座れる」バスが有ったのでバスに乗り、地下鉄で京都駅に帰ってきた。
私はもう一泊するので、このままホテルへ。
15時から最上階の大浴場が使える、ちょうど良い時間のはずと目論んでいたのだが、
昨晩よりも混んでいる。みんな考えることは同じようだ。
今宵は「すてーき」な夕飯でビールとワイン。そして明日は大原を散策。
本当に京都づくし、満喫できた遠征ランだった。
おしまい。

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